今回は住宅展示場に行った経験を振り返ります。
(2020年夏の出来事です。)
今回の結論は
- 住宅展示場に行く前に、住居費にいくらかけられるか計算すべし。
- ワクワクした気持ちだけで話を進めてはならぬ。
- モデルハウスは実際に住む大きさではない。
- オプション設定の内装に騙されるな。
です!
住宅展示場は楽しい場所なのですが、心構えも大切だと勉強になりました。
KOTSUCHI夫婦の行動を振り返ってみる
とある週末の朝・・・
コロナ禍での夏休み・・・。
(家にいるだけの週末なんてつまらない!!何かしたい!!)
と、いうことで近くの住宅展示場へ行くことにしました。
もちろん、すぐに契約しようというつもりはありませんでしたが、
「先輩夫婦からも遊びに行くと楽しいよ〜」
と言われていたので、デート気分で行ってみることにしました。
到着〜見学まで
車を駐車場に止めてまず思ったことは、、、
会場が広い!!たくさんあってどうしよう!
どのハウスメーカーから入ったらいいか分からず、ウロウロ・・・。
結局、聞いたことがあるハウスメーカーから見てみることにしました。
今回、選んだハウスメーカーは
- ミサワホーム
- ダイワハウス
- セキスイハイム
- 新昭和
の4社です。
モデルハウスを見学
どのハウスメーカーも若い男性の営業さんが出迎えてくれます。
感染症対策もしてあり、使い捨てのスリッパは安心でした。
見学をする前に、お客様シートに住宅を選ぶ時に重視するポイントなどを答えていくことになります。
いざ見学を始めると、
内装がとってもおしゃれで素敵!
水回りのシステムが最新でかっこいい!
リビングがとっても広くて過ごしやすそう!
家具と部屋の雰囲気、一体感が良い!
と、お世辞抜きで感動します!!
モデルハウスを出るころには、
この家に住みたい!!
と、誰しもが思うはずです。
見学終了
とってもワクワクしている私たちを見て、営業のお兄さんが、
「専門のファイナンシャルプランナーがお二人のライフプランニングも行っております。いくらぐらい住宅にお金をかけられるのか調べてみませんか?もしよれば、来週のご都合はいかがでしょうか?」
「弊社の設備を気に入ってくださったようなので、近くにあるショールームへ見学にお越しになりませんか?」
と、声をかけてくれました。
私たちは、
「お金がかからないし、来週も暇だし、ぜひ!」
と行くことにしました。
その翌週
FPさんと打ち合わせ
モデルハウス内にて、ファイナンシャルプランナーの方とお会いして、2人の年収や今後どのような生活をしたいかについてお話をしました。
ショールーム見学
その後、近くのショールームに移動して見学。ハウスメーカーがどのように家を建てているか、どんな素材が使われているかを勉強しました。
アトラクションみたいな展示もあり、楽しめました。
さらに翌週
FPさんと打ち合わせ②
ライフプランニングの結果を冊子で教えてくれました。その結果は・・・
4500万円のローンを組んでも大丈夫!
とのこと!!これには二人でびっくり!!
「私たちでも家が買えるかな・・・」と思ってきました。
営業さんと打ち合わせ
ライフプランニングの結果も出たので、仮の間取りを作ってみて、いくらぐらいで戸建て住宅を建てられるのかを出してもらうことに。
間取りの希望や、住みたい土地の希望も伝え、翌週お会いすることに。
さらにさらに翌週
営業さんと打ち合わせ②
上司の方も同席して間取りを見せてもらいました。
間取りは理想通り!!ステキ!!
金額も4500万円に収まっているし大丈夫かも!!
と、ワクワクを募らせ、帰宅しました。
っておい!!それで大丈夫か!?
と、家に帰ってよくよく調べて気づいたのです。
私たちの反省ポイント
決して、住宅展示場の営業さんが悪い人だったわけではありません。
私たち夫婦の経験と知識不足が今回のような結果になったのです。(今ではいい経験だったと思えますが!)
結果、1ヶ月近く、毎週末住宅展示場に通うことになり、KOTSUCHIママは少しお疲れモードでした・・・。
しっかりと目的意識を持たずに、ワクワクするからだけで話を進めてはいけないのです。
改めて、気をつけるべきポイントを整理します。
住宅展示場で気をつけるべきポイント
①住宅展示場に行く前に、住居費にいくらかけられるか計算すべし。
自分たちの生活をよく知っておくのは大切です。
住宅展示場の中には、
- 大手ハウスメーカー
- 中堅ハウスメーカー
- ローコストメーカーや工務店
- といった、色々なハウスメーカーがいます。
- 最初から大手ハウスメーカーを見学してしまうと、「ワクワクはするけど手が届かない」といった当たり前の結論に辿り着きます。
- しかも、実際のお金の話になるのは、最初に見学してから約1ヶ月後でした。ここも注意のポイントです。
- FPさんが「大丈夫!」と見立ててくれましたが、あれも私たちの背中を押す一手だったのでしょう・・・。あくまで試算であって「だから大丈夫」と思い込んではいけないですよね。
- 知らず知らずのうちに、購入のレールに乗せられているのです。
②ワクワクした気持ちだけで話を進めてはならぬ。
先ほど書いた通り、お金の話になるのは一番最後で、そこまでに気持ちだけがどんどん高められてしまいます。
(営業としてはさすがプロのやり方ですね!)
今後何十年にも関わる決断なので、よーく考えて決断する必要があります。
ちなみに、見積もりを出してもらう時に選んだ土地は、都心からやや離れた場所でした。
土地代で1300万円、建物代で3000万円といった感じです。
(諸経費に気づいてないよ!・・・というお話はまた別の記事で!)
③モデルハウスは実際に住む大きさではない。
モデルハウスはどこも50坪程度で建てられています。
私たち一般庶民が建てる家は約30坪・・・。
そりゃ広く感じるわけだ!!笑
こういうことを知れたのもいい経験だったのかも知れませんが、先に知っていたら見学した時の視点が変わっていたように思います。
④オプション設定の内装に騙されるな。
先ほど書いたように、モデルハウスは「見てもらうための建物」なので、いいものがたくさん使われています。
家を建てる時は「標準装備」というのがあって、そうではないものを選ぶと「オプション」として追加料金がかかります。
大手ハウスメーカーはただでさえ高額なのに、そこにオプションの追加料金となると・・・。恐ろしいです。
しかも、家具はついてきません!(当たり前だけど!笑)
まとめ
住宅展示場に行ったことはとてもいい経験になったし、勉強にもなったのでよかったと思っています。
でも、一歩間違えるとワクワクした気持ちだけで契約していたかも知れないと思うと・・・恐ろしいです。
「勉強のために」と割り切って住宅展示場に遊びに行くのはとてもいいかも知れません。
私たちもこの経験をもとに、注文住宅だけではなく、建売住宅やマンションも調べることになりました。
身の丈にあった家探しが大切ですね!